EXCLUSIVE WALLCOVERING LIFE 専門誌「E-life」AGI

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和紙壁紙の魅力 AGIと自然素材と和紙

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 近年では和紙壁紙を貼った空間が、その自然な雰囲気などから女性を中心に人気を集めています。

Tosa Washi Wallpaperは、化学薬品の使用を抑えた、自然素材の壁紙です。

 

◆原料
和紙は植物の勒皮繊維(表皮のすぐ内側にある柔らかい内皮)を主原料とします。
昔からの代表的なものは楮、三椏、雁皮。 最近ではケナフも使用されています。
雨が多く暖かい高知県の山々では楮、三椏が多く作られ、現在でも全国の50から55%の生産量があり、全国各地に送られています。

 

◆特徴
●化学物質の放散がありません。
  (塩化ビニル壁紙は、柔らかくするための薬品、可塑剤と難燃剤が大量に含まれています。)
       
●水分を吸ったり、吐いたりする調湿作用があります。
       
●燃えても、有毒なガスを発生しない。
  (ビニルは、低温で燃やすとダイオキシンを発生する。)
       
●廃棄しても、土に還る。
       
●紙の繊維がよく絡んでいるので、柔軟で腰の強い紙のため施工性も良い。
  (洋紙は、繊維の絡みはあまりありません。)
       
●印刷等の同一模様の繰り返しではなく、素材の漉き込みによる模様である。
       
●紙クロスで問題になる、乾燥期の縮みの問題が殆どない。
  (洋紙は、高圧力でプレスしているので高密度のため乾燥期により縮む。)
       
●貼り替えの時に、そのまま上に貼っても良いので、リフォーム時の工程が大幅に短縮でき、下地も痛めません。

 

和紙壁紙の魅力についてご紹介いたします。

 

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1.夏には除湿、冬には加湿
紙は木材のように呼吸していますので、お部屋の湿度を調節してくれます。

和紙は隙間が大きく、繊維に空気を含む為、室内の湿度の高い場合は吸湿し、湿度が低いと空気中に水分を放出して室内の湿度を一定に保つ働きがあります。

調湿作用により、夏涼しく、冬は暖かく過ごせます。

紙が持つ性質として保温効果があり、和紙の場合は洋紙より繊維の隙間が大きい為、保温効果も抜群です。

 

2.有害物質を低減し、空気がきれい
基本的に和紙は、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)、などの自然素材のみを原料にしていますので、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを放出しません。

また、花粉の様な微小な物質やアンモニアなどを吸着する性質もありますので、お子様がいるご家庭でも安心してご使用頂けます。

 

 3.豊かな表情で自然の温もり
和紙は繊維が絡み合ってできますので、紙表面の表情が豊かで手触りは優しく温もりを感じさせます。

和紙壁紙は機械漉きですが、使用する材料により素材の表情が豊かで風合いを楽しむことができます。

また、和紙壁紙は呼吸しているため自然に室内の湿度や埃を吸収する性質があり時間の経過とともに風合いがよくなっていきます。

 

 4.目に優しく、柔らかな空間
和紙の表面は無作為に並んだ繊維が光を乱反射させますので、室内に差し込んだ日の光や、夜の照明の明かりも、壁や天井に貼られた和紙に当たり、柔らかに室内を包み込んでくれます。心地よい明かりで、目に優しくて、長時間の勉強や作業でも目が疲れにくいです。

 

 5.音を吸収してリラックス空間
光と同様、音も分散・乱反射しますので、耳障りが柔らかくなるだけでなく、部屋から洩れる音も軽減できます。

音響や音のひびきに対して、柔らかい空気を伝える効果が期待されていますので

ストレスによる心身の緊張をやわらげ、体の調子を整えたり、不眠などにも働きかけ、心を穏やかに保つリラックス効果をもたらします。

 

 6.地球に優しい自然素材
和紙は楮や三椏、雁皮といった自然の植物を原料としていますので身体に害が無く、

収穫までの年数も木材パルプに比べ短いので森林伐採などの自然破壊もありません。

和紙は腐れば肥料になり燃やしても有害物質の出ない現在に求められている最高の建材なのです。

また、和紙は紙ですので、一度貼った和紙壁紙は、貼りかえる時には、そのまま上から重ね貼りができ、リフォーム時のゴミの減量化にもつながります。

 

 

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通気性による透湿作用
「通気性」とは、水蒸気が壁紙を通過して室内側と下地側とを行き来する性能です。一言で言うと、「湿気の通り道」です。

高い透湿性があると湿気が壁紙・石膏ボードを自由に行き来することが出来て、高い調湿作用を持った石膏ボードを活かすことが出来ます。

ジメジメした梅雨の時期や寒い冬の閉め切った室内で高い効果を発揮して、「呼吸する家」を作ることが出来ます。

 

吸放湿性による調湿作用
「吸放湿性」とは、壁紙自体で湿気を呼吸する性能です。自然素材の持つ多孔質成分により空気中の湿気を吸収したり、放出して調湿します。

ビニールクロスに比べて透湿性があり、室内に多くの湿気の通り道がある状態を作ることが出来ます。

 

■ 家の壁面、天井に調湿作用を期待するのなら、壁紙だけではなく、吸放湿量の大きい下地材と一緒に考える必要があります。

 壁面・天井で充分な調湿作用を持たせる為には、吸放湿性の優れた重量のある下地材を使用し、表面仕上げ材としては下地のその性能を阻害しない「通気性による透湿作用」も優れた壁紙を使用することがポイントになります。

● 壁面、天井で充分な調湿作用を持たせる為には、下地に厚めの高品質の石膏ボードを用いて和紙壁紙を施工することが最も効果的な方法です。

● 石膏ボードの高い調湿作用を活かして、家全体で空気の流れを良くし、家全体で呼吸する作りにしてください。

● 調湿作用があることによって、水汚れを吸い込んだり、下地に湿気が移行してカビの原因になったり、下地のボード部分と継ぎ目のパテ部分で変色しているように見えたりすることもあり、逆効果になってしまう場合もあります。

● 湿度の高い部屋では、カビが発生したり、湿っぽくなりやすいので、空調などを利用して室内そのものの湿気を調整することが、なによりも大切ですので、ご注意して下さい。

 

◆デメリット
●施工の時、下地調整や汚れに注意する必要があります。
●汚れがつくと、拭き取りにくい。
●自然素材なので、表面の繊維にバラツキがあります。
●消しゴム等で消すと、毛羽立ちが発生します。
●自然素材のため多少チリが入っています。
●ロット間で多少の違い(色・風合い)を生じる場合があります。

 

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